福 岡 連 合 会 紹 介
会員分布 1000k記録羽数

      (図1)地形と会員鳩舎の位置(▲印)                                 (図2)1000kレースの記録羽数

連合会の構成  

  福岡連合会の会員数は、2020年現在、45名で、レース参加者は30名である。ほとんどの会員は、玄界灘に面した九州の最大の都市の福岡市を中心に半径25Km以内の地域に鳩舎を構えているが(図1)、長崎クラブの会員2名は福岡から100Km以上離れた長崎県に鳩舎を構え、難しいながらもレースに参加している。

地形・帰還コースの特徴

  福岡市は九州の玄関口の北九州市から海沿いに約50kmの距離にあり、日本海側を北上する九州地区のレースコースでは地理的に比較的恵まれており、80%以上の連盟レースで当連合会から総合優勝者が出ている。しかし、長距離レースが行われる4月下旬から5月なると帰還コースが逆風や高温になることも多く、高分速・高帰還率のレースはあまり望めない。1000k当日帰りはいまだに九州鳩界全体の夢である。

歴史と特徴

  当連合会は、1956年(昭和31年)に九州初の連合会として、会員数76名で発足した。その後レース鳩ブームとなり、1969年(昭和44年)には会員数211名(レース参加者110名)にも達した。この会員数は当時の全国第2位であった。その後、1980年から徐々に会員数が減少し、2000年の会員数は110名(レース参加者70名)であった。連合会創立から50年となる2006年(平成18年)には50周年の記念式典が開催された。2026年には創立70周年を迎える。

レース状況

 大半の会員は長距離レース(700k、1000k)が目標レースであり、それは今も変わらない。九州初の1000K記録(3)が達成されたのは1970年であった。それ以降1980年代後半までは帰還数が数十羽を超える年も稀ではなく、翌日の午前中だけで100羽以上の鳩が続々と帰り、帰還率が50%以上になった年もあった。また、1100Kレースや1200Kレースまで行われ、長距離レースは活況を呈した。しかし、1990年以降になると、帰還数が急減し、1993年から2019年までの27年間で連合会の帰還数はトータルで96羽、年平均3.6羽(帰還率9%)となっている(図2)。2020年はコロナウイルスによる緊急事態宣言のため、また2021年は好天に恵まれなかったため、1000kレースは中止になった。2022年は酒田からGN1000kレースが開催され2羽が帰還した(帰還率3%)。2023年は14羽が帰還した(帰還率21.2%)。

優秀鳩舎

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
2015年 工藤 講治 中村 明英 吉開 啄夫 市川 敏夫 豊田 隆清 中田千明 川嶋 光時 コルソLOFT 山肩 明 中牟田 晋
2016年 中川 和美 中牟田 晋 中村 明英 工藤 講治 市川 敏夫 コルソLOFT 中村 正三 吉開 啄夫 豊田 孝清 中田 千明
2017年 工藤 講冶 市川 敏夫 中川 和美 中牟田 晋 コルソLOFT 中村 明英 豊田 孝清 中村 正三 川嶋 光時 天本 繁利
2018年 中村 明英 中川 和美 中田千明 中牟田 晋 高田 利男 市川 敏夫 豊田 孝清 工藤 講冶 中村 正三 コルソLOFT
2019年 豊田 孝清 市川 敏夫 コルソLOFT 中川 和美 中田 千明 中牟田 晋 中村 明英 工藤 講冶 高田 利男 中村 正三
2020年 中田 千明 中川 和美 中村 明英 中牟田 晋 高田 利男 豊田 孝清 工藤講冶 臼井 智明 市川 敏夫 中村 正三
2021年 中川 和美 中田 千明 高田 利男 豊田 孝清 中牟田 晋 中村 明英 臼井 智明 コルソLOFT 中村 正三 工藤 講冶
2022年 中牟田 晋 中田 千明 コルソLOFT 笠 芳彦 中川 和美 山田和雄 中村 正三 市川 敏夫 豊田 孝清 臼井 智明

2023年 笠 芳彦 中田 千明 中川 和美 中牟田 晋 中村 正三 市川 敏夫 高田 利男 城戸 仁好 円城寺本石 新原 勉
 

*九州ブロックチャンピオン

2018年 中 川 和 美 鳩 舎

2021年 中 川 和 美 鳩 舎

 

連絡先 

〒811-3114 福岡県古賀市舞の里1-7-9

市 川 敏 夫

℡:080-7988-4557 

e-mail: tichiscbb@gmail.com